ラグビーにおけるディシプリンって?日本代表の強みとなる理由

ラグビーにおけるディシプリンって?日本代表の強みとなる理由

ラグビーにおけるディシプリンって?日本代表の強みとなる理由は?

「日本代表ってディシプリンがいいんだよな」
な〜んて言ってみたいですよね。

 

 

試合中継のテレビ解説でも出てきますよね「ディシプリン」って。
どこかで聞いたことあるような「カタカナ用語」ってのが絶妙で。

 

使いこなせりゃ、ラグビー通っぽくなれるワードです。
でも、ディシプリンって何?と聞かれてしまうと…。

  • パソコンの画面のことなわけないし…
  • 小学校の頃、理科の実験で使ったような…
  • デンマークあたりの新しいスイーツのような…

と、字面から適当に想像するとラグビーとは関係ないものしか思い浮かばない。
そこで、ラグビーにおける「ディシプリン」って何のことかまとめてみました。

 

ラグビーにおけるディシプリンとは

ディシプリンには規律という意味があり、ラグビーにおけるディシプリンは、ルールを守ることを意味します。ただし、ここでのルールには2つの意味があります。

 

ひとつは競技のルール
ルールブックに書いてあるラグビーのルール(規則)のことです。
これを守るのは当たり前ですよね。

 

もうひとつはチームの約束事、決まりごととしてのルールです。

  • 全員でディフェンスする
  • 倒れてもすぐに起き上がる
  • タックルは一人目が低く入る
  • 二人目がボールを押さえに行く
  • ディフェンスラインは一直線に保つ

こうしたチームの約束事としてのルールは守らなくても、審判から反則を取られません。ただ、ラグビーでディシプリン(規律)と言われるときには、こちらのルールもあるのです。

 

ディフェンス時にディシプリンが重要視される理由

試合のあらゆる局面においてディシプリン・規律(ルールを守ること)は大切ですが、より重要視されるのはディフェンスのとき(特に自陣ゴール前)です。

 

競技のルールを守らなければ、反則を取られます。
自陣ゴール前であればペナルティゴールで相手に3点を与えてしまうのです。

 

不用意な反則ひとつで相手に3点取られる(トライを狙われて5点、7点の場合も)。
だからこそ、ディシプリン(ルールを守ること)が重要視されるのです。

 

選手同士でも「ノーペナルティ」と声を掛けあっています。
ノーペナルティ(反則なし)で守るという意識づけをしているわけです。

 

さらに、チームの約束事としてのルールも大事です。
こちらのディシプリン・規律(ルールを守ること)も忘れてはなりません。

 

守らなくても反則を取られることはありませんが、ディフェンスを崩され失トライにつながってしまうからです。

 

疲れているときこそ「ディシプリン」が求められる

何度も連続攻撃が続いているときや試合の後半などは、どれだけ鍛えているプレイヤーでも肉体的に疲労がたまっています。そんな疲れてるときでもルールを守れるのかが重要。

  • 15人もいるんだからオレ一人ぐらい休んでもいいだろう
  • いまタックルしたから、ちょっとぐらい倒れててもいいだろう
  • オレは攻撃型のプレイヤーだから、ここは体力を温存しておこう

そんなことを考えてしまうプレイヤーがいるチームは、そこからディフェンスが崩れます。

 

肉体的に限界がきているときこそディシプリン(規律)が求められます。
日本代表の強みはココ。

 

疲れているときでも、誰もが愚直にルールを守る。
目立つプレーはしなくても、確実なプレーを地道に続ける。

 

こうした真面目さを15人が持っているのが日本代表チームです。日本代表チームには外国籍の選手が多く含まれていますが、日本人の持つ勤勉さを代表チームの強みとしているのです。

 

外国のチームで、日本代表ほどディフェンス面で統一されているチームはありません。「天才的で攻撃型のプレイヤーはディフェンスをサボりがち」なんて「あるある」が通用しないのも日本代表の強みです。

 

ラグビーはディフェンスでも見せ場があるスポーツです。
日本代表のディシプリンに注目してみてください。