ラグビーW杯日本大会は南アフリカの優勝で幕を閉じました。
決勝が終わってラグビーロスになってしまった方もいるかと思いますが、ラグビーの試合がもう見られないわけではありません。1月にはトップリーグが始まります。
それまで待てない!という方のために、ワールドカップでの日本代表の試合を振り返りながらラグビーのルールを見どころを解説するコンテンツを作成しました。
これからもラグビー観戦を楽しみたいという方は、参考にしてみてください。
1月からのトップリーグや来年の日本代表の試合がより楽しめると思います。
キックオフを甘く見てはいけない。
前後半1回ずつ、1試合で2回ではないのだ。
どちらかに得点が入るとキックオフから再開。
ラグビーの試合では1試合で10回近いキックオフがあるんです。
キックオフをどこに蹴る。
蹴られたボールをどう返す。
双方が知恵を絞り、ときに相手の裏をかく。
W杯のスコットランド戦でも日本代表がいきなり策を仕掛けています。
気づいてました?
日本中が熱狂したあの試合ですよ。
ジャンパーの最高到達点でボールが手にスッと収まる。
スローワーとジャンパーが呼吸をあわせ、ジャンパーを支えるサポートプレイヤーも一体に。
これを競り合う相手がいる中で行うのだ。
ときには前後に動きながら、ときには立ち位置を入れ替わりながら。
マイボールを確保する。
ラインアウトのクーリンキャッチは、スタンドの遠くから見ていても美しい。
その瞬間の映像を切り取って持ち帰りたいほど。
クリーンキャッチでボールを確保すると、攻撃が爆発する。
ときにラインアウトモールで、ときにライン攻撃で、ときにピールオフで。
うん?「ピールオフ」って何?
W杯日本戦でスコットランド代表がやったアレです。
振り返ってみましょう。
リーチは激怒した。
必ずスコットランドをボコらねばならぬと決意した。
リーチには政治がわからぬ。
リーチは、日本代表の主将である。
ビクトリーロードを歌い、目標に向け友と邁進してきた。
けれども挑発に対しては、人一倍に敏感であった。
スコットランドの指揮官は言った。
「率直に言って、驚くべき判定だと思う。」
「日本は試合間隔が恵まれている。我々には3日間しかないのに。」
「W杯の試合が行われないようなことがあるなら法的手段も辞さない。」
聞いて、リーチは激怒した。
「あきれたヘッドコーチだ。黙らせてやる。」
ワールドカップ日本代表vsスコットランド代表戦での注目すべきタックルを「ハライチのネタ」風のつかみから解説しています。
スコットランド代表リッチーのモールアンプレアブルを狙うプレー、日本代表姫野と中島のダブルタックルに注目。
W杯スコットランド戦での日本代表のスクラムからの攻撃パターンを図解してみました。
この試合での日本ボールのスクラムは前後半で合計7回。
マイボール確保は6回で、そのうち2回はスコットランドの反則。
残りの4回バックスに展開しています。
この4回の攻撃パターンを図解してみました。
センターなのに目立たない。
グループの中でセンターといえば花形のはず。
なのに、ラグビーでは目立たない。
ウイングのように「オイシイ」ところを持って行くわけでなく、
ハーフほどボールに触れる回数も多くなく、フルバックほど切り札でもない。
かといって、フォワードほど体を張ったプレーが評価されるわけでもない。
W杯アイルランド戦での福岡堅樹による逆転トライ。テレビで何回も放送されているので覚えている人も多いかと思いますが、このトライの起点は日本代表ボールのスクラムです。
日本代表がマイボールスクラムから十八番(オハコ)のサインプレーでチャンスメイク。
その後の攻撃で福岡のトライが生まれました。
今回はこの日本代表のサインプレーに注目してみたいと思います。