
ラグビーの戦術を馬券術に活かしたことで、収支が改善してきました。
競馬で儲かるようになったんです。
…って、なんだかアヤしげな勧誘みたいですが、気軽な読み物です。
そんなこともあるのかねぇ〜ぐらいの気持ちで読んでみてください。
競馬用語に「トリガミ」っていうのがあります。
購入金額よりも払戻金額のほうが少ないケースのことです。
例えば、こんなとき。
100円で10通り購入して、1通り的中。
その配当が780円。
780円−100円×10通り=220円のマイナス。
「ガミる」=「損する」という意味なんですね。
取った(当たった)のに損したんで、トリガミというわけです。
トリガミは、素人の買い方だと言われます。
「計算できないのかよ」なんてバカにされもします。
トリガミを避ける方法は2つ
間違ってないんですが、これをするとどうなるでしょう?
特に(ア)にこだわりすぎると…。
大振りになっちゃうんですよね。
ホームラン狙いになるというか。
その結果、空振りばかり。
確実に行くなら短く持ってコツコツあてる。
って、これじゃ野球の話になっちゃいますよね。
ラグビーと何が関係あるの?と。
ここからラグビーのはなしになります。
ラグビーの試合で考えてみます。
5点差で負けてるときにペナルティーゴール(PG)を狙うでしょうか?
5点差で負けているチームが相手ゴール前(しかも正面)でペナルティーを得ました。
PGを狙えば3点は確実。
ただ、タッチキック→マイボールラインアウト→トライ+コンバージョンなら7点。
点差は5点です。
なので、7点取れば逆転。3点では負けてるまま。
PGを狙って3点を取りに行くのって「トリガミ」に似てませんか?
得点が入っても、負けてることに変わりはないのです。
さぁ、どっち選ぶ?
残りの試合時間により選択は変わってきますが、ラグビーを観戦していて気がついたのは、弱いチームほどトライ+コンバージョンの7点を狙いに行くんですね。
強いチームは、躊躇せずにPG狙いなんですね。
5点差どころか10点差、20点差でもPG。
この選択ができるのが強いチームなんです。
なぜか?
試合をあきらめたわけではりません。
逆転するためのベストの選択だからPGを狙っているのです。
逆転するために必要なことは、逆転できる状態でついていくことです。
勝負事には「流れ」があります。ガマンする時間帯も必要なんですね。
自分たちの「流れ」でないときには無理をしない。
点差をつめておくことを考えるのが強いチームです。
馬券術でも同じ。
勝負は目の前の1レースだけでありません。
次のレースもありますし、その次のレースもあります。
明日も、来週も、来年もあります。
レース単位で収支を計算して「トリガミ」だなんて騒ぐことがナンセンス。
これまでの通算成績を加味した「生涯トリガミ」はどうなのって。
「流れ」が向かないんだったら、少しでも負けを少なくしておく。
1000円買って1000円負けるより、220円の負けのほうが逆転への布石となる。
そう考えて、馬券を買うようにしたんですね。
すると、トータルでの収支が改善。
このPGコツコツ馬券術がハマりました。
ラグビー観戦で得た知識がお金に結びつくことがあるんですね。
いやぁ〜、ラグビーと競馬が趣味でよかったと思ってます。