ラグビー観戦では座る席の位置によって試合の見え方、面白さが変わってきます。
テレビ中継のときでは見られないような角度から見るのも生観戦ならではの楽しみのひとつ。そこで、生観戦するのに個人的にオススメの席を紹介したいと思います。
ラグビー生観戦の迫力は肉体同士がぶつかり合う音が聞こえることです。
タックルに入ったときのバシッとした音や選手の息遣いまで聞こえるのは生観戦ならでは。
こうした音が良く聞こえるのが22mライン付近のグランドに近い席です。
自分が座っているサイドでプレーしているときは、選手どうしの掛け声なども聞こえます。
22mライン付近はゴール直前よりもラインアウトやスクラムの回数が多くなりがちで、目の前で文字通りの攻防が繰り広げられるからです。
また、ラインアウトのときは選手は外を向いて並ぶことになるので、選手と目があったような気分にもなれます。初めて経験するとドキッとします。
試合中に選手の目を見ることが出来るスポーツってほかにないですよね。
自分も試合に参加しているような気分にもなれます。
グランド全体を見るなら10mライン付近の上のほうの席がオススメです。
常に全体を見渡していることで、チームとしての15人の動きがわかります。
センターラインの上のほうではなく、どちらかの10mラインの上のほうが角度に差が出来て違った景色が見えます。近いほうの22mライン付近での攻防は迫力がありますし、遠いほうはディフェンスの穴が分かります。
また、テレビ中継だと「寄り」の映像のときに全体が分かりませんが、この席だとチームが一つの生き物のように陣形を変えて攻めていく様子を見ることが出来ます。
フォワードとバックスのどちらもバランスよく見ることが出来るのがこの席です。
テレビ中継では見ることが出来ない角度がゴール裏の席です。
自分に向かって攻めてきているようで迫力があります。
また、バックスのライン攻撃でのサインプレーなどが分かりやすいのもこの席の良いところ。
誰がおとりで走って、誰から誰にパスしたというのが横からよりも分かります。
さらに、ディフェンス側の誰かになったつもりで、どうタックルに行けば良いか考えながら見たりするのも面白いです。プレーヤーとしてラグビーを勉強したい人にオススメですね。
自分に向かって飛んでくるゴールキックをここから見るのも新鮮です。
生観戦では一度は座っておきたい席です。