ラグビーの魅力のひとつはラストワンプレーでの逆転劇です。スポーツを見ていて興奮するのは逆転シーンですよね。贔屓のチームが逆転勝利!なんてサイコー。今日はダメかな…なんて弱気になったところからの勝利!最初からリードして勝つよりも、うれしいものです。
ラグビーの名言といえば「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」が有名ですね。
「One for all, all for one.」と英語で知っている人もいるかと思います。
ただ、ラグビー名言としてはベタ中のベタ。
ラグビーには、ほかにも熱くなる名言があります。
【ラグビー名言】
ラグビーは少年をいちはやく男にし、男にいつまでも少年の心を抱かせる。
(ラグビー・フランス代表元主将、ジャン・ピエール・リーブ)
「一目ぼれ」してしまった名言です。
日本語訳がいい味を出してるんですよね。
「少年」と「男」。「いちはやく」と「いつまでも」の対比が気に入っています。
口に出して言いたくなるんですよね。
「ラグビーは少年をいちはやく男にし…」って。
「少年が男になる」のは、いつでしょうか。
ひげが生えたときでも、声変わりしたときでも、彼女ができたときでもありません。
痛い、つらい、キツいことを仲間のためにしたとき。
ラグビーではボールを奪うために、痛い、つらい、キツいことをしなくてはなりません。
全力で走ってくる相手を体を張って止めなくてはなりません。
「やさしい少年」のままではいられないんですね。
仲間のために、「男」になってボールを奪う。
それがラグビーです。
30代でも、40代でも、50代でも。
60代でも、70代でも、80代でも。
あの頃の気持ちを持ち続けるにはどうすればいいのでしょうか?
責任ある仕事があっても、守るべき家族があっても、背負うべきものがあっても
男から少年の心を奪わないのがラグビー。
そんなことを感じさせてくれる名言です。